古田 史 氏 講演会『今、できることを-Memory of our things-』の開催報告
マドリード日本人会文化部主催にて、2022年2月20日に、日本人会会員でフォト・アーティストの古田史(ふるた・ふみ)さんを講師にお招きし、オンライン講演会「今、できることを -Memory of Our Things-」を開催いたしました。
古田さんはスペイン人のご主人の転勤で日本・スペイン・ブルガリア、韓国、台湾を行き来されながら、二人のお子さんを育て上げてこられました。文化や社会の異なる国々で、「その時にできることを」をモットーにされてきた経験と、お子さんの靴や服、おやつなど、普段の生活の中で見つけたものからヒントを得られ、フォト・アーティストとして各地で個展や作品集の出版をされるようになりました。
当日はマドリードはもとより、グラナダ、カナリアス諸島、ポーランド、日本、台湾、フィリピン、スリランカから、56名様の参加をいただき、古田さんの25年間の軌跡を、古田さんが撮りためられていた写真や執筆された記事、お子さんのために作られた心温まるカード、古田さんの各地での個展の風景や作品を数多く交えて、楽しいお話をともに見せていただきました。
日常の中に宝物は隠れている、写真の中の思い出の品も、また違う形でよみがえり、別の道をひらくきっかけになる…そんな素敵なお話を聞かせていただき、明日からの私達の毎日の生活も楽しみに思える、素敵な日曜日となりました。
古田さんのますますのご活躍をお祈りし、世界各地から時差を超えて参加いただいた皆さまにお礼を申し上げます。 文化部・石丸
